2012年4月12日木曜日

部内 ソロ作品発表会

2012年が明けてから、部内で課題となっていた “自己と向き合い、ダンスをするとは何か、を考える” について、
発表する時が迫ってきました。

発表は、2012年4月13日(金)午後6時30分より、ダンス場にて。

発表順は、低学年から順に、学年内で順番を決めました。

今回の課題で部員に向き合ってほしい点が、監督としていくつかありました。

1. 作品をつくるための題材選びを学ぶ。
2. 作品をつくるための音選びを学ぶ。
3. 作品をつくるためのタイトルの付け方を学ぶ。
4. 作品をつくるための衣装選びについて学ぶ。
5. 作品を完成させるための思考を重ねる。
6. 踊り込む。
7. 物事に取り組む姿勢を学ぶ。

もちろん一番重要なことは7.であり、それは作品に如実に表れます。隠そうと思っても、何とかしようと思っても、はっきりと出てしまいます。
ですから、この課題が与えられたその日から、あるいは今までの大学生活をどのように過ごしてきたのか、作品を通して見たいと思います。
作品を創るとは、自己と向き合い、自分を表現する手段です。
そしてこの作業を繰り返した結果が、コンクールに現れます。怖いです。

しかし単純に、≪踊ることの楽しさ、喜び≫ を忘れてしまうのは、悲しいことです。
自己へ挑戦する苦しさの中に、どのような楽しみが隠れているのか、
そしてそれを見つけることが出来るのか、
創作作業を通して学び、卒業する時には何かをつかんでほしい、といつも願っています。

以下に発表順と、各人が提出したタイトルを記します。

<2年生>
1. lupin ~幸せの花~ (リズ)
2. つる ~絡み合う情~ (ルリ)
3. Hole  ~心をぬける~ (レイ)
4. スイギョノチナミ …それは決められた運命。 (メイ)

<3年生>
5. 入日色(いりひいろ)のおまじない …ただそこにあるのは小さなもどかしさ (テク)
6. 笑顔 ~ゲンキノミナモト~ (ヒロ)
7. ZERO ~明時へ還る~ (ユウ)
8. 彼女と星の椅子 (ニコ)
9. 失したい記憶 失せない記憶 (チル)
10. 月の光 (サト)
11. かげなし …陰無しは、決して光を浴びれない 『陰無し子』より (ロク)

<4年生>
12. 弧状の月 (アン)
13. Tonight, Tonight  (トニ)


おそらく、部員達は緊張の当日を迎えることでしょう。
見る側の私は単純に楽しめるので、気持ちは楽ですが、それぞれの作品にきちんとコメントしてあげたいと思います。

このソロ創作が、彼らにとって有意義な取り組みであることを願います。
その後の感想は、また学生が書き込むと思いますので、お楽しみに!

中京大学ダンス部監督 和光理奈